コクヨサプライロジスティクス株式会社

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2024.06.13

コクヨサプライロジスティクス、ラピュタロボティクスの 「ピッキングアシストロボット」をカウネット福岡物流センターへ導入

~持続可能な物流の実現に向け、ロボット化による効率的なピッキングシステムへのチャレンジ

 コクヨグループのコクヨサプライロジスティクス株式会社(本社:大阪府大阪市/代表取締役社長:若林 智樹、以下「KSL」)は、ラピュタロボティクス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 CEO:モーハナラージャー・ガジャン、以下「ラピュタロボティクス」)のピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」をカウネット福岡物流センターへ導入、2024年6月15日(土)より本格運用を開始します。
メイン.png  KSLは少子高齢化による労働力人口の減少において、ロボット化により持続可能な物流を実現し、さらに10年、20年先を見越した自動化や省人化技術の獲得を目指しております。

 ピッキングアシストロボットである「ラピュタPA-AMR」導入以前、カウネット福岡物流センターでは作業者が注文毎にピッキング作業を行うオーダーピッキングにカートを用いていました。このたび、ピッキング作業の生産性向上や物流現場の慢性的な労働力不足解消を目的に、センターの稼働を止めず既存施設を使用したまま導入可能である「ラピュタPA-AMR」を同センターへ導入しました。

 同センターで従来採用していたオーダーピッキングは、作業者が注文毎に搬送用のピッキングカートを押しながら商品棚まで移動し、倉庫全体を一筆書きのように商品のピッキングを行います。商品の注文毎に素早く柔軟に商品を集めて出荷できるという利点がありますが、商品を集めるために倉庫全体を歩いて探す時間がかかり、また、ピッキング後に作業者自身が商品を次の工程の場所まで搬送する必要があるため、ピッキング作業にかかる工数の半分以上を歩行に費やしていました。

 今回新たに導入した「ラピュタPA-AMR」は作業者と協働し、ピッキング作業における歩行の大半を人の替わりに担うことができます。「ラピュタPA-AMR」は注文毎に仕分けされたコンテナを積み込み、自動で対象商品の真横に到着します。作業者は商品棚へ手ぶらで移動し、商品を商品棚から取り出してコンテナに投入する作業のみを行います。さらに、ピッキングされた商品の搬送業務についても「ラピュタPA-AMR」が代行することで作業者の歩行を削減し、負担を軽減します。また、作業者がピッキング作業のみに集中できるようになることで生産性向上も見込めます。

 KSLではこれまでも出荷作業の効率化のため、各センターの機能や特徴に合わせたシステムを自社で開発・運用を行ってまいりました。今回の導入にあたり、KSLが考える「ラピュタPA-AMR」の最適な運用を同センターで実現するためには、KSLの従来の運用方法や情報システムを見直し、変更する必要がありました。課題解決にあたってはラピュタロボティクスの協力のもと、これまでのノウハウを活かしKSL自社で新たな運用方法に即した情報システムを内製することで導入が実現可能となりました。

 今後もKSLは持続可能な物流の実現に向け、環境問題や社会課題の解決に物流協業をはじめとした様々な施策で貢献してまいります。
導入前後.png ■ 想定効果
「ラピュタPA-AMR」の導入により、ピッキング作業における歩行時間の約69%の削減、作業所要時間の約42%の削減、また、生産性の約71%の向上が見込まれます。
最終決定_想定効果(トリミング済).jpg
■ (参考)カウネット福岡物流センターについて
拠点名   :株式会社カウネット福岡物流センター
所在地   :〒811-2308 福岡県糟屋郡粕屋町内橋427−1
KAU福岡.png
【お問い合せ先】
・一般のお客様
お問い合わせフォーム https://www.kokuyo-supplylogistics.com/contact/
・報道関係者様
 コミュニケーションデザイン部 南沢・吉村
 Mail:ksl_koho@kokuyo.com

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